<< 2010年02月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28

はたらく理由。

2010/02/06 15:27

 

 

  よく晴れた冬の日は

 冷たい空気が澄んでいるせいか

 青空がいっそう蒼いですね。 

 そうこうしているうちに2010年も2月が

 始まりました。

 みなさま、いかがお過ごしですか。

 

  

 

 (またもや気まぐれ更新になりつつあります。

 忙しさとブログ更新率は無関係。なぜもまあ

 根気が続かないのでしょうか)

 

 ちょっと考えられないぐらいの

 厳寒で、毎日、ダウンにマフラー、

 タイツにブーツ、革手袋の重装備。

 それでも、うちの近くの公園では

 が咲き始めました。

 このブログがもたもたしている間に

 春はそこまで来ているのでした。

 

 ◇

 

 JALの破綻で幕を開けた2010年。

 経済不況の米国ではトヨタ車の不具合が

 勃発し、これも何とも日本経済に

 不穏な影を落としつつあります。

 春は近くとも、相変わらず景気はぱっとしませんね。

 

 それでも、毎朝、寒さの中を通勤するひとたち、

 満員電車の東西線で日経新聞にかじりつくひとたち、

 お店や道路やそこかしこで働くひとたち、

 あるいはリクルートスーツで道をゆく就職活動中の

 学生をみると いろいろあるけど、

 みんなどうにか生きているのだ、と思うのでした。

 

 

 そもそもが経済音痴のくせに

 コトの流れで経済取材が仕事の私ですが

 それでも面白いと思うのが、

 経済の取材というのはまさに

 「働くこととは」の取材だからかもしれません。

 それは、何も経営者のインタビューや

 情報合戦、記者会見といった場に限りません。

 

 ◇

 

 

 先日、とある金融機関の取材で

 アレンジの広報の女性(20代半ば)と一緒になったときのこと。

 本社とは別のビルで一連の取材を終えて

 一緒に寒さ厳しい外に出るときに

 例のごとくダウンを着込む私は

 彼女がパンツスーツのままなのに気づきました。

 

 「あれ、上に何も着ないんですか?」と聞くと

 「営業時代に、(会社の)営業時間中は外回りで

 コートは着ないと習ったんですよ」と、にっこり。

 外は真冬の冷気に北風が吹きすさび、

 体感温度は5度もないでしょう。

 それなのに、手袋ひとつしないというのです。

 

 営業ならば一日に何軒も廻るのに、

 いちいちコートを着たり脱いだりするのも手間だし、

 そもそもぬくぬく着ぶくれで

 お客さんを廻るものではない、ということなのでしょう。

 

 ちょっと、撃たれてしまいました。

 

 日本で名を知らぬひとはいない

 大手金融機関ですが、それを支えるのは

 こうしたたたき上げの営業姿勢。

 むしろ一流の矜恃があるからこそ、

 新人育成が厳しいというのもあるでしょう。

 真冬のコート問題はそれこそ、氷山の一角で

 そうした規律や心構えはおそらくいろいろあり

 中のひとには当然なのでしょうか。

 

 ある意味コテコテかもしれませんが、

 その働く心意気たるや、

 自分より年下の彼女のプロフェッショナルぶりに

 冬場常時重装備のこちらは頭の下がる思い。 

 こういう話に弱い私はなんとも、ぐっときたのでした。

 

 体育会系的精神論と、いなすひともいるでしょうし

 効率を重視すれば生まれないやり方でしょう。

 さらに言うならばこの場合、

 彼女がこうした方針に疑問や反発を

 感じていたり、自分なりに納得していなければ

 その行動は美しくない。

 でも、ひとつの仕事のやり方として

 納得して身につけているところが

 (だって、誰も見ていないのですよ?と思うところが

 そもそもへなちょこな私なのですが)

 やっぱり、凄いと思わせられるのです。

 

 

 

 そのまま、地下鉄の入り口に消えていった

 その人は、やっぱり輝いて見えました。

 わたしは、その後、なんとなくマフラー手袋はせずに

 歩いて帰ったのでした。(←しょせん、その程度)

 

 

 なお、これでやっと

 真冬でもコートなし、マフラーなしの

 スーツ姿の男性が街を行き交う理由が

 分かったのでした。

 これまでは「目に寒い!」(←すみません)

 と、極度の寒がりの私はいぶかしくすら

 思っていたのですが、営業中だったのですね。

 まあ、冬場も晴れている太平洋側の

 気候のなせる部分もあるのでしょうが。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

カテゴリ: マネー・経済    フォルダ: 仕事考。

コメント(7)  |  トラックバック(0)

 
 
このブログエントリのトラックバック用URL:

http://takigawam.iza.ne.jp/blog/trackback/1430470

コメント(7)

コメントを書く場合はログインしてください。

 

2010/02/07 13:28

Commented by Cosplay さん

あなたは貴女のままでよいと思います。迷いが無く僕が君のスタイルが好きです。

そうそう、今の写真も好きです。いつも上(空)を向いている君と思い込みです。

ブログのエントリーは気にすることがありません。生きている世界を只管を見て行けば、いつか書きたいことがされてくる日が来る。

まあ、そんな境界に行かなくても、君のままでいいではないか

>アレンジの広報の女性(
ーーーーーー
あいつらの頑張りは、そもそも意味があると思えないし、少なくとも人類の為にならないことと明確されている。

過剰な働きは、人類の子孫、というか、カレントの人類でも殺しているので、ゆっくりしましょう。

この島の人々は緊張し過ぎたことさ

 
 

2010/02/07 13:30

Commented by Cosplay さん

ちなみに、同じことのエントリーは昔でも出したじゃないか?

 
 

2010/02/07 23:22

Commented by brappi-oggy さん

心は熱く頭はクールに【この世のツボ】を見付けるお方へ

入社10年目の空虚と言うものだろうかとボクは思いつつもそれからさらに10年を過ごしてしまった懐古感情に浸りながら然る勤続10年を越えた女子記者の〝呟き〟を見ていた。ついぞ思いだにもしなかった胃カメラの検査室もリストラドラマに見入ってしまう一人住まいの部屋も何か白々しい壁ばかりの独居房に似てきてふと、このままこの会社で働き続けて良いのだろうかとさえ考え始めた。勿論女子ではないボクでさえ〝ハトムネ〟のように胸を膨らませて飛び込んだ社会人への第一歩があったはずなのだけれど、心からその気になって納得ずくの行動をしてきただろうかと言う反省もない訳でもなく、かといって机に積まれた仕事をバッタバッタと片付けて行かなければ仕事の出来る奴だとは思われない社内風潮に敢えて反発することもなく従順に従ってきた自分自身への悔恨がある訳でもなく、まぁそれはそれでも充分良くやってきたのだと慰めもするのだけれど、何故か自分より若い女子社員がさらにはつらつとしたパンツルックで身を犠牲にしたかのように颯爽と動くさまを見るととても自分自身に自信がなくなってくると言う年頃でもあるのかも知れない。法と正義の名の下に弁護士を職とした親しい友人が酔った声で「最初の10年は正義だとか正論だとかそんなこと言っちゃ居られなかったよ、とにかくさ、目の前に現れる依頼人の要請には何でもかんでも応えて行かなけりゃ依頼はなくなるし先輩弁護士からの信頼はなくなるしさ、そりゃウダウダ、ギャーギャーなんて生意気は言えなかったもんだよ。10年だね、10年。10年やってはじめて社会だ、正義だ、人に道だって考えるようになってきたさ。それにさ、10年経っても正義だ、何だと言えないのもお粗末だね、10年過ぎたら自分で自分の仕事に何がしかの自分を持込まなきゃ~ネ」

******** つづく
 

 
 

2010/02/07 23:25

Commented by brappi-oggy さん

******* つづき

一息グラスのウィスキーを口に含ませて赤い顔を見せた彼がキッとボクの顔を見つめて思い切ったように口の酒を飲み込んで再び始めた「持込めないと考えたり持込まなかったするのは卑怯だと思うんだ。この歳になってそう言うことを考えないのはイケないことだと思うんだ、いや、むしろ自分は何のために、誰のために、どのような仕事をどうやって行くのか?と言うことを考えるべきだと思う」もしこの先何事かをさらにやって行くのだとしたら先輩の指導や上司の指令をそのまま自分のものとして納得づくでやるのは10年までのことだと自身を律してきた心得と言うかあるいは新米だから傷つきたくないと言う防御のための心得と言うかそれだったんだなぁと言う忘れていた約束みたいな、決心みたいな、自分自身への説得みたいなモノを思い出してきたのだけれど、それも一理あったなぁと気が付き始めて自分自身への信頼感も淡い色合いだったけれどかすかに見えても来ていた。10年経つまでは生意気を言うのは止そう、文句も言わずに積まれた仕事は何でも片付けて行こう、何はともあれそれは仕事の出来ることの証明だったし出来る奴と認めて貰える手段だった訳ででなければ次の新しい仕事も回ってこないし出来る奴だと信頼されなければ仕事を回してやっても良いと思っても貰えないはずなのだったからこの10年は自分のなかで自分自身を慰めるのにけっして悪いことではなかったのだと考えるようになってきた。
 
************* つづく
 

 
 

2010/02/07 23:25

Commented by brappi-oggy さん

************* つづき

彼はまるで自分自身の決心を「有限実行さ」とでも言わんばかりに眼を据えてボクに言い切った。「ちょうど10年経ったこの年頃になると体を壊す奴もいるし、横道に逸れたくなる奴もいるし、何故か他人が、特に自分より若い奴が教育されてきた習慣通りに思い切り良く教仕事をしているように見えてくる奴もいるさ、自分を取り巻くリストラの嵐でもないのに他人事とは思えずあたかも自らの事のように真剣になってしまう。そう言う年頃で、誰もが通過する10年目の踊り場と言う奴なんだネ」ある意味ここからまた始めるふわ~としたエアポケットみたいな会社生活があるもんだと言いながら彼はもう一度決心したように言った「だからさ、ここが考え時なんだよ。考えて、よく考えて、考えた結果をまた後輩達に伝えると言うかそれで指導すると言うか激励すると言うか、そう言う立場になったんだと考えるべきだよ。今までの10年があったからこそこれからの10年、20年を考えることが出来るし、それまでの10年を語ることができるし、何より今の仕事を考えることができるんじゃないのかなぁ」考え深げな顔をして彼はボクの顔を見た。思い込み深く教えられたことを理解して納得してけれんみなく颯爽と歩く歳の若い女子営業職のパンツルックが輝いてボクの頭のなかを通り過ぎた。そのパンツルックの脚襞がハタハタと翻る音が聞こえてくると、何故か自分が歩いているかのような気になってきた。きっとそれはいままでのボクの空疎にあった踊り場のもやもやを風を斬るように切り裂いて春になりかけてきた陽のなかに押し進めてゆく感じに似ていなくもなかった。だんだん、春めいてくるビル街の舗道であったけれど、まだ冷たい風も残って顔に吹き付けるビルの街でもあった。


 
 

2010/02/08 15:34

Commented by Cosplay さん

To brappi-oggyさん

言いたいことを概略してくれ

 
 

2010/02/08 23:28

Commented by brappi-oggy さん

To Cosplayさん

>To brappi-oggyさん
>
>言いたいことを概略してくれ

なに、酔っ払ってくどくどと管を巻く奴は女々し~いネってことサ。
 

 
 
トラックバック(0)