冷たい空気が澄んでいるせいか
青空がいっそう蒼いですね。
そうこうしているうちに2010年も2月が
始まりました。
みなさま、いかがお過ごしですか。

(またもや気まぐれ更新になりつつあります。
忙しさとブログ更新率は無関係。なぜもまあ
根気が続かないのでしょうか)
ちょっと考えられないぐらいの
厳寒で、毎日、ダウンにマフラー、
タイツにブーツ、革手袋の重装備。
それでも、うちの近くの公園では
梅が咲き始めました。
このブログがもたもたしている間に
春はそこまで来ているのでした。
◇
JALの破綻で幕を開けた2010年。
経済不況の米国ではトヨタ車の不具合が
勃発し、これも何とも日本経済に
不穏な影を落としつつあります。
春は近くとも、相変わらず景気はぱっとしませんね。
それでも、毎朝、寒さの中を通勤するひとたち、
満員電車の東西線で日経新聞にかじりつくひとたち、
お店や道路やそこかしこで働くひとたち、
あるいはリクルートスーツで道をゆく就職活動中の
学生をみると いろいろあるけど、
みんなどうにか生きているのだ、と思うのでした。
そもそもが経済音痴のくせに
コトの流れで経済取材が仕事の私ですが
それでも面白いと思うのが、
経済の取材というのはまさに
「働くこととは」の取材だからかもしれません。
それは、何も経営者のインタビューや
情報合戦、記者会見といった場に限りません。
◇
先日、とある金融機関の取材で
アレンジの広報の女性(20代半ば)と一緒になったときのこと。
本社とは別のビルで一連の取材を終えて
一緒に寒さ厳しい外に出るときに
例のごとくダウンを着込む私は
彼女がパンツスーツのままなのに気づきました。
「あれ、上に何も着ないんですか?」と聞くと
「営業時代に、(会社の)営業時間中は外回りで
コートは着ないと習ったんですよ」と、にっこり。
外は真冬の冷気に北風が吹きすさび、
体感温度は5度もないでしょう。
それなのに、手袋ひとつしないというのです。
営業ならば一日に何軒も廻るのに、
いちいちコートを着たり脱いだりするのも手間だし、
そもそもぬくぬく着ぶくれで
お客さんを廻るものではない、ということなのでしょう。
ちょっと、撃たれてしまいました。
日本で名を知らぬひとはいない
大手金融機関ですが、それを支えるのは
こうしたたたき上げの営業姿勢。
むしろ一流の矜恃があるからこそ、
新人育成が厳しいというのもあるでしょう。
真冬のコート問題はそれこそ、氷山の一角で
そうした規律や心構えはおそらくいろいろあり
中のひとには当然なのでしょうか。
ある意味コテコテかもしれませんが、
その働く心意気たるや、
自分より年下の彼女のプロフェッショナルぶりに
冬場常時重装備のこちらは頭の下がる思い。
こういう話に弱い私はなんとも、ぐっときたのでした。
体育会系的精神論と、いなすひともいるでしょうし
効率を重視すれば生まれないやり方でしょう。
さらに言うならばこの場合、
彼女がこうした方針に疑問や反発を
感じていたり、自分なりに納得していなければ
その行動は美しくない。
でも、ひとつの仕事のやり方として
納得して身につけているところが
(だって、誰も見ていないのですよ?と思うところが
そもそもへなちょこな私なのですが)
やっぱり、凄いと思わせられるのです。
そのまま、地下鉄の入り口に消えていった
その人は、やっぱり輝いて見えました。
わたしは、その後、なんとなくマフラー手袋はせずに
歩いて帰ったのでした。(←しょせん、その程度)
なお、これでやっと
真冬でもコートなし、マフラーなしの
スーツ姿の男性が街を行き交う理由が
分かったのでした。
これまでは「目に寒い!」(←すみません)
と、極度の寒がりの私はいぶかしくすら
思っていたのですが、営業中だったのですね。
まあ、冬場も晴れている太平洋側の
気候のなせる部分もあるのでしょうが。。


by brappi-oggy
不況とモテ志向。